Jump to ratings and reviews
Rate this book

博物館の少女 #1

博物館の少女 怪異研究事始め

Rate this book
運命に導かれ、文明開化の東京にやってきた少女イカルは、上野の博物館の古蔵で怪異の研究をしている老人の手伝いをすることになる。日本に誕生して間もない博物館を舞台に、謎が謎を呼ぶ事件を描くミステリアスな長篇。

明治16年、文明開化の東京にやってきた、大阪の古物商の娘・花岡イカルは、親戚のトヨの用事で上野の博物館を訪れた際、館長に目利きの才を認められ、博物館の古蔵で怪異の研究をしている織田賢司(= 通称トノサマ)の手伝いをすることになる。
トノサマの指示で蔵の整理を始めたイカルだったが、目録と収蔵品の照合を終えた後、黒手匣(くろてばこ)という品物だけが何者かによって持ち去られたことが発覚した。いったい誰が、何の目的で盗んだのか? 隠れキリシタンゆかりの品とも噂される、この匣に隠された秘密とは?

342 pages, Paperback

Published December 6, 2021

3 people want to read

About the author

富安 陽子

78 books

Ratings & Reviews

What do you think?
Rate this book

Friends & Following

Create a free account to discover what your friends think of this book!

Community Reviews

5 stars
0 (0%)
4 stars
0 (0%)
3 stars
1 (100%)
2 stars
0 (0%)
1 star
0 (0%)
Displaying 1 of 1 review
Profile Image for Erika.
2,849 reviews89 followers
February 14, 2023
19世紀末の雰囲気が好き+博物館が好きなので、ワクワクしながら読み始めただけに、ちょっと残念な本だった。

作中に「戦争」が何度か言及され、読んでいるのが19世紀末だと忘れてたのでWW2かと勘違いしたまま物語を読む所だったが、丁寧にこの「戦争」は幕末の「上野戦争」の事だ、と説明してくれてたのが良かった。
が、この説明の丁寧さ、物語の進み具合に対してかなり多い情報量、そしてキャラの薄っぺらさが、中高生向けの本なのかな、と思った所以。

物語の展開も、もっと超常現象が出てくるのかと思ったがそうでもなく、物語の序盤で出てきた「ちょっと不気味な出来事」と、その後に町田氏が「お払い」らしき事をしてくれた事をやっと思い出した、というシーンも、ただ挿入されているだけで、「結局何の意味があるの?」という感じ。(この世には説明できない事もある、という事を示す為だろうか。だったらこんな中途半端に思わせぶりな情報の出し方しなくても良い気がする。)

ちょうど「大奥」を読み終わったばかりだったし、友人が日本に初めて博物館を作ろうと奔走した町田氏について劇に書いてたし、去年ちょうど長崎に行ったばかりでそこの基督教の雰囲気も分かるし、色々ハマるポイントはあった筈なのに、全体的にあっさりさっぱり終わってしまって残念な物語だった。
もしかしたらシリーズになるのか?それなら導入の物語としては良いかも。
キャラ達も、ただただ出てきただけの印象だが、次の活躍があるなら…
(イカル(斑鳩に由来)だって、アキラだって、トノサマだって、もっと詳しい人格が知りたい)
Displaying 1 of 1 review

Can't find what you're looking for?

Get help and learn more about the design.