Erika2,849 reviews89 followersFollowFollowFebruary 14, 202319世紀末の雰囲気が好き+博物館が好きなので、ワクワクしながら読み始めただけに、ちょっと残念な本だった。作中に「戦争」が何度か言及され、読んでいるのが19世紀末だと忘れてたのでWW2かと勘違いしたまま物語を読む所だったが、丁寧にこの「戦争」は幕末の「上野戦争」の事だ、と説明してくれてたのが良かった。が、この説明の丁寧さ、物語の進み具合に対してかなり多い情報量、そしてキャラの薄っぺらさが、中高生向けの本なのかな、と思った所以。物語の展開も、もっと超常現象が出てくるのかと思ったがそうでもなく(勿論、不老不死の種族がいて、黒手筐を開けると死ねる、というのはかなりな「超常現象」だが)、物語の序盤で出てきた「ちょっと不気味な出来事」と、その後に町田氏が「お払い」らしき事をしてくれた事をやっと思い出した、というシーンも、ただ挿入されているだけで、「結局何の意味があるの?」という感じ。(この世には説明できない事もある、という事を示す為だろうか。だったらこんな中途半端に思わせぶりな情報の出し方しなくても良い気がする。)ちょうど「大奥」を読み終わったばかりだったし、友人が日本に初めて博物館を作ろうと奔走した町田氏について劇に書いてたし、去年ちょうど長崎に行ったばかりでそこの基督教の雰囲気も分かるし、色々ハマるポイントはあった筈なのに、全体的にあっさりさっぱり終わってしまって残念な物語だった。もしかしたらシリーズになるのか?それなら導入の物語としては良いかも。キャラ達も、ただただ出てきただけの印象だが、次の活躍があるなら…(イカル(斑鳩に由来)だって、アキラだって、トノサマだって、もっと詳しい人格が知りたい)east-asian fantasy historical