Erika2,910 reviews88 followersFollowFollowSeptember 17, 2021題名の「かう」が、「買う」なのか「飼う」なのか気になって、借りてみた。適当に読めて、適当に忘れる軽い内容を想像していたので、読みながら泣いてしまった時は驚いた。(ワクチンの副作用でちょっと熱があるのも関係してるかも)主人公の「これでやっと死ねる」という気持ち、人に心を開かずに、分かりやすい価値観だけで人カテゴライズして近づきすぎないようにして、人に迷惑をかけずに生きて/死んでいきたい、という気持ちが、まさに私が小さいときから感じているものなので、とても共感してしまった。私も常々、大事な母が嘆き悲しむから彼女が生きている間は健康で生きるつもりだけど、もし私が一人残された状態で病気になったら、治療しないで最期の日々を楽しんで死のう、と考えている。その消極的な主人公の考えを、男性との出会いが変えていく、というととても陳腐な感じがするけれど、陳腐に感じなかった。「ピンク頭のホスト」も自分の人生に悩みや考えがあり、お互いに変に馴れ馴れしくならないのにぶつかり合ってる、その絶妙なバランスがいい。(あとは、今年の3月に初めて「ホストクラブ」に行ってみて、一口に「ホスト」と言っても色んな背景を持った色んな人がいるという事(当然なんだけど)をちゃんと理解したから、余計に「ホスト」な男性キャラも好意的に感じたのかもしれない。ホストの人たちに色々話を聞く前だったら、「ホスト」として一つのステレオタイプでしか認識できなかったと思う。)人に超おすすめしたい、とまでは思わないけれど、主人公の消極的な人生への姿勢に自分を重ね合わせてしまい、とても印象深い本だった。珍しく今年出版されたばかりの本を読んでしまったが、図書館で待ったかいがあった。east-asian i-think-this-book-is-written-for-me think