Kosuke Kamiya62 reviews3 followersFollowFollowMay 6, 2020感想この小説に主題をつけるとするならば「カフーは待ってるだけでは訪れない」ということになると思う。ただ、主人公の明青はあまりにも消極的に感じた。生まれつき左手の指がない障害をもつ明青は、幼き頃に父をなくし、母も突然夜逃げしてしまう過去を持つ。受動的な明青の元にカフーはたくさんやってきてそして、最後には「幸」を探しにいくことになる。自分であれば、早い段階で「幸」を掴んでいたと思う。障がいを持った人にとってはあれが最大限の勇気だったのだろうか。また、友人の計いとその後の態度もひどく嫌な気持ちになった。あんな仕打ちを受けたら、自分は一生人間不信になると思う。原田マハさんの純恋愛小説を初めて読んだが、いまいちピンと来なかったなぁ。