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グループ1000名を超える相続専門の税理士法人レガシィ。そのレガシィをつくった天野隆を追ったノンフィクション。執筆はパワーコンテンツジャパン株式会社の横須賀輝尚が担当。いま、初めてレガシィと天野隆の歴史が公開される。
プロローグ
2021年11月、次の世代へ
税理法人レガシィ。東京都大手町に本社を置き、グループ総勢1000名を超える相続専門の税理士法人。相続税の累計申告数は一万六千件を優に超えており、税理士やいわゆる士業と呼ばれる業界において、この名前を知らない専門家はいないとさえ言われる巨大グループ、そして紛うことなきレジェンド的存在である。
このレガシィを実質的につくりあげたのが、天野隆という男だ。公認会計士・税理士としての実績はもとより、著作は2022年現在で98冊。正に税理士の世界での大成功者と言える。
2021年11月。天野は代表権を息子の大輔に譲った。大輔に譲ったのは、かたちだけの代表権ではない。経営に関するすべての権限を大輔に承継したのである。グループ1000名、相続税の累計申告件数が1万6000件の法人すべてをだ。
一般的に、ここまで巨大化したグループ企業の代表権を、先代がすべて譲るケースは多くない。代表取締役会長として、あるいは顧問として残り、実権を先代が握ることがほとんどだ。しかし、天野は違った。会長としてグループに残り、現役で仕事は続けていくが、あらゆる経営判断をすべて大輔に承継しているのである。
ここまでの規模となれば、引き継ぐ財産や人材、そして経営権は相当なものだ。しかし、天野の考えは違う。
「相続や事業承継で引き継がれていく中で、財産などは大きなものではない」
天野はこう話す。これまで数え切れないほど受任してきた相続業務の中で。そして、実際に大輔にレガシィを事業承継した中で、財産を引き継ぐことはそれほど大きなことではないと言うのだ。
では、大輔に引き継がれたものは一体なんだったのか。
税理士法人レガシィをつくり上げた天野隆氏の人生を通じて、その“何か”について本書で紐
解いていこうと思う。
プロローグ
2021年11月、次の世代へ
第1章 “レガシィ”はここからはじまった
・”公認会計士 天野隆“はいかに生まれたか?
・ヒューストンで学んだアンダーセンの教え
・母が残した次世代の言葉
・相続専門のスタートライン
・事業承継で失ったもの
第2章 飛躍と重圧の狭間で
・中央の道を歩んでいく
・知られざる“失われた10年”
・蓄積の98冊
・恩人づくりが紹介を生んでいく
・相続事業に起きた異変
第3章 つなぐ経営
・想定外の援軍
・“レガシィ”誕生と事務所移転の大英断
・相続税法大改正
・77日間の戦い
・未来につなぐ経営
エピローグ
そして、未来に継承する
39 pages, Paperback
Published August 9, 2022