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神曲 ─まんがで読破─

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今から君を「死後の世界」へと案内しよう。 ベアトリーチェに崇高な片思いを抱く青年ダンテは、彼女の死により生きる希望を見失ってしまう。気がつくと暗い森の中をさまよっていたダンテは、古代ローマの詩人・ウェルギリウスの助けのもと、自らの進むべき道を探し出すために「死後の世界」を旅する決意をする。イタリア文学最高の古典とされる長編叙事詩を漫画化!

194 pages, Kindle Edition

First published October 1, 2008

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ダンテ

8 books

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Profile Image for Erika.
2,836 reviews88 followers
May 21, 2021
絵もそこそこ綺麗だし(何かの広告に使われそうな感じの可もなく不可もない絵だけど)、「神曲」のあらすじを大まかに知りたかった私には助かるまとまり方だった。
というか、こんなに長くて複雑な詩を、ストーリーのエッセンスだけ分かりやすく抜き出せた人、凄い(多分絵を描いた人とは別だろう)。
ただし、漫画を描いた人はそこまで経験が無いのか、たまに台詞の吹き出しが誰のものか分からないコマがあったり、明らかにおかしい吹き出しもあった。

内容としては、「キリスト教の教えよりも前に生まれたために、必要な儀式や教えを受けられなかった人々は地獄にいる」という描写をみて、やはりキリスト教中心の話なんだなと強く思った。
例えば地獄の中でも一番上で、拷問とかされない「辺獄(リンボ)」でも、プラトンやソクラテスまでも地獄にいるなんて。(そして、アダムやアベル、ノアもここにいたけどキリストが救い出したってのも興味深い)

それと、主人公ダンテがかなりヘタレ。リアクションや質問はするけれど、何かあるとすぐ気絶して、古代ローマの詩人ウェルギリウス(案内役)に全てを任せてる。
漫画の表現上必要な省略なのかも知れんが、そもそも何故ウェルギリウスが案内役をできたのかも分からん。

まぁ、これで全体像がわかったので、一番面白い地獄篇の英訳(元はラテン語でなくトスカーナ方言)を読んでみようかと思う。(Danteってカフェ行ったし)
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