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武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―

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新史料発掘! 歴史観が変わる圧倒的面白さ! 仕事は経理、小遣い5840円、借金地獄、リストラ……混迷の幕末を算盤ひとつで生き抜いた武士がいた。

国史研究史上、初めての発見! 「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が完全な姿で遺されていた。タイム・カプセルの蓋を開けてみれば、江戸時代史や日本近代史の見直しを余儀なくされる驚きの連続。気鋭の研究者による意欲作。

222 pages, Paperback Shinsho

First published April 10, 2003

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Michifumi Isoda

16 books2 followers

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Displaying 1 - 2 of 2 reviews
Profile Image for Akiko Iwakiri.
14 reviews1 follower
January 10, 2011
何故、当時の支配者階級である武士が、明治維新を起こさなければならなかったのか?謎でした。黒船が来ただけで、こんなになるものかと。
この本を読んでやっと理解が出来ました。
当時の、武士のお給料が、江戸幕府ができたときの手柄が基準で決まっているため、職位とお給料が合わななかったこと
当時の武士の借金ぐらしが主流だったこと
自分のお給料が幾らかは分かっても、どの土地のコメからそれが支払われているのか、土地との紐付けが希薄だったこと
などなど、武士階級を取り巻く状況が、お金を通じてリアルに見えてきました。

加賀藩の京都出兵のPMだった猪山成之の働きを見て、大村益次郎が彼を軍に引き抜き、海軍勤めに。
大久保暗殺を謀たのは、石川県の士族達。当時の薩長登用の風が吹く中、リスキーな選択ではあったと思うのですが、遺体を引き取りに行った。ここに彼の人柄が出ていると思います。一番の首謀者であった島田一郎は、息子が海軍に入ることを願って遺書にしたためていたとのこと。
当時のもと士族にとって、海軍に息子を入れることが夢。海軍に入った、猪山家と、官に勤められなかった元武士達との収入の開きなど、など、「龍馬が行く」「坂の上の雲」では語られなかった、実務派猪山家通じて、江戸から明治への変化を理解することが出来ました。

生き生きとした文章。分かりやすいたとえで、読みやすく、とても勉強になりました。



30 reviews2 followers
May 23, 2011
前半が面白い。江戸の下級武士の生々しい生活感とか、その背景となる価値観が、ただの数字だけから浮き彫りになっていくところが、いい。
中盤からは家系史風になってしまってちょっと残念だが、明治維新とかの激動の雰囲気が好きな人にはアリかも。
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