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赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

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女性皇族として初めて海外で博士号を取得された彬子女王殿下による英国留学記。待望の文庫化! 《赤と青のガウン。それは、私が博士課程を始めたときからいつか着る日を夢みてきたものだ。五年間の留学生活中、何人もの友人が博士課程を無事修了し、オックスフォードを旅立っていく様子を何度も見送ってきた。晴れ晴れとした表情でこのガウンを身にまとい、学位授与式が行われるシェルドニアン・シアターから出てくる友人たちの姿は、誇らしくもあり、またうらやましくもあった。オックスフォード大学の厳しい博士課程を成し遂げた者しか袖を通すことを許されない赤と青のガウンは、くじけそうになったときにふと頭に浮かび、オックスフォードに来たときの自分に立ち返らせてくれる「目標」だった。》(「あとがき」より抜粋)英国のオックスフォード大学マートン・コレッジでの、2001年9月から1年間、そして2004年9月から5年間の留学生活の日々――。当時の心情が瑞々しい筆致で綴られた本作品に、新たに「文庫版へのあとがき」を収録。 〈本書の主な内容〉●おわりとはじまり ●英語の壁 ●側衛に守られるということ ●子どものころからの習慣 ●外国でのハプニング ●授業のこ

311 pages, Kindle Edition

Published April 1, 2024

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彬子女王

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November 20, 2025
読み始める前は少し不安もありました。
経済的な不自由がない皇族のエッセイを読むと、嫉妬や反発の気持ちが出るかもしれないと思ったからです。
でも実際はまったくそんなことはありませんでした。
文章からは、一般人とは違う立場にいることがはっきり伝わってくるのに、態度はいつも真摯で、むしろ親しみを感じました。
どんな人にもそれぞれの悩みがあることをあらためて実感し、自分の浅さを反省させられた気がします。
真面目な内容なのに読みやすく、とても面白い良い本でした。おすすめします。
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