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八章「REMEMBER」
二〇二〇年七月に遺言もなく死んでしまったRさんへ
だから、あなたの自殺はきっと間違っていません。
「分かってないのはどっちだよ。私は、自殺それ自体の肯定なんて一回もしてない。あいつが自殺したいって思って、やり遂げた意志を肯定してるだけだ」
…
「やっと死ねたんだねって、褒めてやることもできないのかよ。お前は」
…
「お前は、お前らは、それすら許してくれないのかよ。あいつが最後に自分の意志で頑張ったことを、あなたのしたことは間違ってます残念でしたって、そんな」