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S&M series #5

封印再度

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岐阜縣惠那市的望族—-香山家擁有「天地之瓢」和「無我之匣」兩樣傳家之寶。
上鎖的「無我之匣」,它的鑰匙就在「天地之瓢」裡。但是鑰匙比壺口大上許多,根本無法取出。50年前,香山家的繼承人將鑰匙放入「天地之瓢」後自殺,留下年幼的兒子。
究竟「無我之匣」是否能順利開啟?原本只是抱著一絲興趣造訪香山家的西之園萌繪,遇見了不可思議的事件!

424 pages, Paperback

First published January 1, 1997

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Hiroshi Mori

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Profile Image for singingdalong.
21 reviews
October 17, 2026

森博嗣のS&Mシリーズ第5作目となる『封印再度』は、読書本来の「読む面白さ」を強烈に思い出させてくれる一冊です。洗練された文章、確固たる個性を持つキャラクター、そして先の読めない展開が見事に融合し、ページをめくる手が止まらなくなるブラックホールのような吸引力を持っています。



本作のミステリ部分には、良くも悪くも読者を困惑させる仕掛けがあります。終盤まで事件の多重解釈が可能である点や、わずか4歳の子供の不明瞭な言葉が決定的なヒントになるという構成には、見事に騙されたような「モヤモヤとした虚無感」を抱くかもしれません。しかし見方を変えれば、ミステリの枠組みや可能性を自由自在に広げてみせる著者の恐るべき手腕の証明でもあります。



そして何より見逃せないのが、犀川と萌絵の関係性における「超特急の進展」です。これまで徹底して冷徹な「思考機械」としての理系イメージを保ってきた独身教授の犀川ですが、今回は強気な萌絵が仕掛けたとんでもないトリックの前に完全に陥落します。彼が自発的に「婚姻届」を書いてしまうという、これまでの鉄壁のイメージを根底から覆す人間臭い崩壊っぷりは必見です。純粋なミステリとしても、二人の恋愛劇としても極上のエンターテインメントを味わえます。(星3.5評価)



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