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坂の中のまち

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「隣に座るって、運命よ」
文豪ひしめく坂だらけの町の、不思議な恋の話。

大学進学を機に富山県から上京した、坂中真智は、おばあちゃんの親友・志桜里さんの家に居候することになった。
坂の中にある町――小日向に住み、あらゆる「坂」に精通する志桜里さん。書棚には「小日向コーナー」まであり、延々と坂について聞かされる日々が始まった。

ある日、同級生の誘いで文学サークルに顔を出すことになったが、集合先のアパートは無人で、ちょっと好みのルックスをした男の子が一人やってくる。
一緒に帰ることになった真智に、彼は横光利一の『機械・春は馬車に乗って』を「先生の本」といって渡して来、米川正夫、岸田國士、小林秀雄がいまも教鞭をとっているかのような口ぶりで……
ひょっとして、この人、昭和初期から来た幽霊なのでは?

江戸川乱歩『D坂の殺人事件』の別解(⁉)、
遠藤周作『沈黙』の切支丹屋敷に埋まる骨が語ること、
安部公房『鞄』を再現する男との邂逅、
夏目漱石『こころ』みたいな三角関係……

風変わりな人たちと、書物がいろどる
ガール・ミーツ・幽霊譚

208 pages, Hardcover

First published November 8, 2024

About the author

Kyōko Nakajima

42 books77 followers
Nakajima (中島 京子) is an award-winning essayist and novelist from Japan. She studied at the Tokyo Woman's Christian University. Her many prizes include: the Naoki Prize, and the Izumi Kyōka Prize for Literature. And her story Chiisai Ouchi (The Little House), was adapted for cinema in 2014.

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Displaying 1 of 1 review
Profile Image for Erika.
2,856 reviews89 followers
February 19, 2026
[フェノロサの妻]
幽霊かもしれないものが登場してるのに、怖くない。むしろ、何かやさしさと懐かしさを感じる。
[隣に座るという運命について]
42:よしんば(縦しんば!)、なかんずく、くらいなら分かるが、「ゆくりなく(思いがけなく)」や「さはさりながら」は知らんなぁ
60: ....この美青年も幽霊か?
66: というか「テクシー」....てくてく歩くから....なんか「ビルヂング」的な古風な言い方かと思った。
77: 「おおかみこどもの雨と雪」...あんまり好きじゃないアニメだったな...女性キャラが今までのアニメと同じで「男性の理想像」っぽい都合のいいキャラに感じたからかなぁ
[月下氷人]
...「月が綺麗ですね」.....懐かしい...
[切支丹屋敷から出た骨]
111:ザッツ東京?ザ東京でなく?
113: へぇ雑司ヶ谷に「のぞき坂」(『天気の子』に登場)があるんだ。それも知らんが。
122:シドッチ神父....初めて聞いたが興味深い
「シドッティが埋葬されてから、ちょうど300年目にあたる2014年の夏、今や住宅地となっている東京小石川の切支丹屋敷裏門跡の一画から3体の遺骨が発掘された。DNA鑑定など詳細な科学的調査の結果、シドッティと長助、はるのものであることが証明され、世界中を驚かす大きなニュースとなった。」
https://www.yakushima-sidotti-museum....
[シスターフッドと鼠坂]
戦時性暴力
[坂の中の町]
192: 小石川植物園にはニュートンが万有引力の法則を発見したりんごの木を株分けしたものがある?!
そして、りんごはペリーと共に黒船でやってきた?正式にりんごが導入されたのは明治4年?!(アメリカから苗木が送られてきて青山に植えられたのが最初)
そんな最近だったんだ、りんご。
[エピローグ]
なんか....1ページだけの、メモのようなエピローグだな。

古典作品たちの舞台となった小日向/茗荷谷辺りの坂達を背景に、主人公が自分のルーツを知ったり男性と出会ったりする話....だが、なんだか話の核がぼやぼやしていて、まとめて読んでもイマイチだった。
主役は坂なのかな。
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