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街道をゆく #30

街道をゆく 30 愛蘭土紀行I

アイルランドにあるのは、無気力、空元気、天才的な幻想、雄弁。また、家々や谷々にいる妖精──。ロンドン、リヴァプールを経て、アイルランドの首都ダブリンへ。隣国イギリスとの長く苦い関係からヨーロッパ文明の光と影を探る。

247 pages, Kindle Edition

First published March 30, 2009

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About the author

司馬 遼太郎

221 books10 followers
大正12(1923)年大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。51年日本芸術院恩賜賞受賞。56年日本芸術院会員。その他、数多くの賞を受賞。平成3年文化功労者。平成5年文化勲章受章。平成8(1996)年没。

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Profile Image for Fusako.
226 reviews8 followers
January 16, 2026
本書は司馬遼太郎が1987~88年に週刊朝日に連載したアイルランド紀行Ⅰ・Ⅱの前編の部分である。
文化・歴史・文学・風土などについて知りたいなら、これほど参考になる本はないと思うほど、多岐にわたって調べ、実際に研究者にあたっている。何かを執筆するときの、著者のいつものやり方だ。出典がわかるので、安心して読み進める。
しかし、今はもう2025年、時間が経ちすぎていて、アイルランドがこのころとはずいぶん変わった面も多い。特に経済事情。今のアイルランドは低い法人税で多国籍企業を呼び込み、GDPが世界有数になるなど、発展著しい。もうヨーロッパの最貧国と言われた時代ではない。
それはさておき、この本で私が最も気になったのは、実は、この旅に同行している週刊朝日の編集人だ。
浅井聡氏。
……ついでながら、浅井聡氏が記憶している三重県松阪の高校でならったイギリスの正称はずいぶん長く、
 「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」
 というのだそうである。(p49)
三重県松阪の高校といえば……三重県立松阪高校に違いない、同窓会名簿を引っ張り出して、あった!昭和55年卒の浅井聡君。私の6年後輩だ。同じ世界史の先生だったかも?
出身も熊野市だとわかった。
……ひょっとして岡室美奈子さん(ベケット研究者)は岡室碁石のお孫さん?(p190)と彼が言ったくだりで。
実に愉快!



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