自閉症の僕が残してきた言葉たち: 小学生までの作品を振り返って

by Naoki Higashida

著者東田直樹は、“文字表現 ”を知った４歳から多くの文章を残してきました。
中学卒業を機に、これまでに書いた物語や詩を一冊の本にしました。
コンクール受賞作品も多数掲載しています。
執筆当時を振り返って、随所に本人による解説が書き加えられています。

この本を出版しようと思った理由は、気持ちを会話で伝えることと同じように、
作品を通して自閉症という障害を持つ僕の心を、みなさんにより深くわかって
もらえると思ったからです。（はじめにより）

　　　最悪の時も

　　　君は元気かい
　　　最悪の時も笑えるかい
　　　君が泣いている時
　　　誰かが側にいてくれるかい
　　　それが　僕には気がかりで
　　　いてもたってもいられない
　　　君の元気が君を救う
　　　君の笑顔が君を助ける
　　　最悪の時も
　　　どんな時も
　　　（本文より）

93 pages, Kindle Edition

First published December 17, 2014

About the author

Naoki Higashida (東田 直樹 Higashida Naoki) is the Japanese author of The Reason I Jump: One Boy's Voice from the Silence of Autism. He was born in 1992 and diagnosed with autism when he was five. He was 13 years old when he wrote the book which was published in English in 2013. Reviews have been mixed, both celebrating the accomplishment of a mentally and emotionally challenged young author and expressing discomfort with the involvement of Higashida's communications facilitator (his mother) and English language translators (Keiko Yoshida and her husband David Mitchell).

Source: Wikipedia.