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梅棹忠夫とObsidian: 『知的生産の技術』を読む Obsidianシリーズ

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本書は、私の「Obsidianシリーズ」第2弾です。

No.1「はじめてのObsidian」(2026年1月)
No.2「梅棹忠夫とObsidian」(2026年3月)
No.3「これだけで動くObsidian」(2026年3月)
休止「Obsidian ― 次世代型のメモアプリ」(2023年6月刊/2026年1月休止)

No.1~No.3では、初版「Obsidian ― 次世代型のメモアプリ」(2023年6月発売~2026年1月休刊)から、それぞれの項目を抜き出して、大幅な増補改訂を行っています。

その結果、シリーズNo.1(はじめてのObsidian)が「入門・実践」であるのに対して、No.2(本書/梅棹忠夫とObsidian)は、「思想的背景・理論」を正面から扱うという役割分担を明確にしています。さらに、No.3(これだけで動くObsidian)では、改めて基本的な設定部分を抜き出して、見通しの良い手順書としています。

さて、『知的生産の技術』(岩波新書、1969年)は、60年近くを経た今も増刷を続けるロングセラーです。著者の梅棹忠夫さんは、今西錦司という巨人のもとで鍛えられつつ、多くの友人たちと切磋琢磨するなかで、カードを使った独自の情報管理システムを作り上げました。

本書では、このカードシステム(アナログ)の本質を学ぶことを通じて、現代のメモアプリObsidian(デジタル)の本質に迫ります。

・なぜ1枚のカードには1つのことだけ書くのか
・「他人が読んでも分かるように書く」とはどういうことか
・なぜカードは分類しないのか

これらの問いへの答えは、生成AI時代の今だからこそ、ますます重要になっています。

本書は、非エンジニアの著者が、薬剤師・電子書籍作家として培った視点から、梅棹忠夫の思想とObsidianの実践を結びつけた一冊になっています。

本書の目次は、以下のとおりです。

【第1章】梅棹忠夫さんと私の出会い
1.1節 「知的生産の技術」を読む
【第2章】今西錦司という巨人がいた
2.1節 梅棹忠夫さんが師と仰いだ今西錦司さん
2.2節 ポナペ島調査と大興安嶺探険(1941-42年)
2.3節 ベンゼン核―固い絆のグループ形成
2.4節 マナスル登山と南極観測隊(1956-57年)
2.5節 カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊(1955-57年)
2.6節 新京都学派の形成
2.7節 今西錦司さんから梅棹忠夫さんへ受け継がれた人材育成法
【第3章】『知的生産の技術』を読み直す
3.1節 なぜ今『知的生産の技術』なのか
3.2節 1枚のカードには一つのことだけ書く
3.3節 他人が読んでも分かるように書く
3.4節 カードは分類しない
【第4章】Obsidian実践例
4.1節 読書ノートを作ってみよう
4.2節 書名ノートをつくる(ISBN/エイリアスを併用する)
4.3節 書名ノートを作る(書誌情報/書影など)
4.4節 読書ノートを作る(書名ノートにリンクする)
4.5節 人名ノートを作る(書名ノートにリンクする)
【第5章】知的生産の本質
5.1節 自分の考えをまとめる
5.2節 分かりやすく書く
5.3節 令和時代の「公用文作成の要領」

Zettelkasten(ニクラス・ルーマン)だけでなく、「知的生産の技術」(梅棹忠夫)もぜひ一緒にお読みください。Obsidianに対する理解がより深まることは間違いありません。

156 pages, Kindle Edition

Published March 6, 2026

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256 reviews20 followers
October 27, 2026
梅棹忠夫『知的生産の技術』の実際の再解釈は第3章、Obsidianによる実践は第4章で、KJ法にも多少の言及がある。その他の章は通常の編集を経ていれば割愛される無関係な背景情報である。(今西錦司から梅棹忠夫、そして本多勝一へとつながる系譜は知らなかったので意外だった。)無用といえば無用だが、このような自由奔放さがセルフ出版の醍醐味と言えなくもない。
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