Java Multithread Nyumon: Lastest Concurrency API

by Masaki Komatsu

本書はJavaアプリケーション開発経験者をターゲットとしたJavaの並行・並列処理APIの入門書となります。 ※改訂第２版ではAkka 2.xとJava 8 Stream/Lambdaの解説を新たに追加。 内容 Core Java APIの同期機構、リエントラント・ロック等の旧技術を皮切りに、Fork/Joinフレームワーク、STM、メッセージパッシング並行・並列処理（Actor Model）、Java 8 Stream/Lambda（ラムダ） APIなどの新技術を広範にカバーしつつ、マルチコア、マルチプロセッサーを意識した開発の解説をします。 補足 サンプルのソースコードからは原則としてライブラリーのインポート文を割愛させて頂いておりますので、そのままコピーしてもエラーが表示されます。エラー部分についてはオートコンプリート機能を使えば、インポートの行をEclipseが自動で追加してくれます。第７章のAkka 2.3.14についてはMavenを使います（pom.xmlの編集）。 背景 近年の集積回路の技術の進展状況をみますと、2005年の段階でCPUのクロック数の上昇は頭打ちになったと言っても差し障りないでしょう。反面、マルチコアCPUが主流となり、18ヶ月で処理能力（正確にはトランジスタ数）が倍となるというムーアの法則は現在進行中で継続しています。 2013年、Sparc T5のプロセッサーは8ソケットで最大同時処

169 pages, Kindle Edition

First published October 9, 2015