「ない仕事」と言うのはつまり、名称もジャンルもないけど「グッとくる」モノを収集し、その活動を通して「今最高に来ているモノ」と自己洗脳し、命名し、「一人電通」的に広めることだ。それがなんやかんやで「流行っている」と勘違いされ始めて「マイブーム」は「流行」になる。「ない」ものがある。これを可能にするのは、「自分がなくなる」ほど夢中になれるものを発掘し、蓄積し、自己編集していくことである。
興味深いが、ネットカルチャーでこの「ないモノ」が際限なく増え広がっている世界では再現性が低いのでは?と思った。が、逆にいくらでも「ないモノ」があるからこそ「流行る」ものの広がり方にみうら的「一人電通」が背景にあったのかもしれない。今のネットカルチャーだからこそ、雑誌でなくともSNS等を通して「バズる」ことができるのかもしれない。が、「バズり」は一過性だ。その中でも興味を持ち続けることこそが「ない仕事」につながるのかもしれない。