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Hone
Jan Burke
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ジャン・バークは、出版ジャーナリズムの世界について書かせたら、天下一品だ。アイリーン・ケリー・シリーズ最新作では、彼女のその技量を非常によく読みとることができる。シリーズごとにさまざまな事件を担当していき、警官の妻としても、また、南カリフォルニアの砂漠の都市、ラス・ピエルナスの犯罪事件担当記者としても、彼女の緊張感はぎりぎりのところまできていた。今では、アイリーンの同僚までもが、彼女が間違いを犯すのを(スクープを逃がすなど)待っているかのようである。 アイリーンは、反抗的な10代の少女に、行方不明の母親を捜してくれないかと頼まれたことをきっかけに、卑劣な連続殺人鬼、ニコラス・パーリッシュとかかわることになってしまう。姿はまったく見えないが非常に才能があり、豊かな情報源をもつ人物として描かれているパーリッシュは、小説の中にのみ存在する人物かもしれない。彼は、連続殺人鬼として、身の毛もよだつような大義名分をかかげ、熱狂的な信奉者を引きつけていく。彼の殺した女性たちは、アイリーン(と自分を虐待した母親)に姿が似ている女性たちであった。彼女がかかわったせいで、またいくつかの命が危険にさらされてしまった。そして、彼女自身もまた、心身を酷使したせいで、精神的安定が失われていくのであった…。 バークは優秀かつ現実的な作家である。彼女が描きだす世界は、パトリシア・コーンウェル、ジェフリー・ディーヴァー、トマス・ハリスなどの手によってすでに書かれている世界と一致する点が多いにもかかわらず、読者は、儀式的殺人と鑑識技術に関して、必ず何かしら新しい発見をすることとなるだろう。それに加え、バークは、素晴らしい女性と、その女性が活躍し、働いている街を見事なまでに生き生きと描ききっている。
385 pages, Paperback Bunko
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Jan Burke
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