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知と愛(新潮文庫)

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エロスなくして美の創造はありえない。しかし、エロスだけでは美は創造されない――。 ヘッセの作品中、もっとも美しい作品として愛読され続ける一編。 精神の人になろうとして修道院に入った美少年ゴルトムントは、そこで出会った若い師ナルチスによって、自分は精神よりもむしろ芸術に奉仕すべき人間であることを教えられた。知を断念して愛に生きようと、愛欲と放浪の生活を送ったゴルトムントが辿り着いたのは――。 人間のもっとも根源的な欲求である知と愛とが、反撥しあいながら互いに慕いあう姿を描いた、多彩な恋愛変奏曲ともいうべき作品。詳細な年譜を付す。 原題は『ナルチスとゴルトムント』。ナルチスは神学者であり哲学者で知を象徴し、ゴルトムントは愛欲遍歴の彫刻家で、愛を象徴しているので、『知と愛』という邦訳名に。 本文より もうながいあいだゴルトムントはさすらっていた。二度おなじ場所に泊ることはまれだった。いたるところで女たちに熱望され幸福にされた。日に焼けてトビ色になり、さすらいと乏しい食物のためやせた。たくさんの女が早朝彼に別れを告げていった。涙を流して別れるのもいた。ときおり彼はこう

371 pages, Kindle Edition

Published June 5, 1959

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