Erika2,840 reviews90 followersFollowFollowSeptember 27, 2022インスタで見かけたので読んでみた本。「10年」というキーワードだけで、色んなバリエーションがあるのが面白い。5作品とも、私の知らない作家が書いているので、事前情報も事前イメージもない状態で読み始めたが、5作品中はじめの2つは気に入り、3番目はそこそこ、4-5はイマイチだったので、☆3つ:・中田永一「地球に磔にされた男」パラレルワールド、別の自分を乗っ取る試み、3.11、そして物悲しい余韻。全ての要素が説教臭くなく、鬱陶しいくらいにお涙頂戴でもなく、良いバランスの話だった。これが一番好き。・白河三兎「白紙」「教師」というキャラがかなり人間臭く書かれていて、周りに教師の多い私としては親近感だった。それと、短いながらもちゃんとミステリしてるのも面白い(予想がつく系ではあるが)・岡崎琢磨「ひとつ、ふたつ」これも、自分の力ではどうにもならない事を受け入れて前にすすむアラサー女性の話。説教臭くなくていい。・原田ひ香「君が忘れたとしても」この作者のは「人生オークション」で初めて知ったが、同じように「普通の独身女性の静かな苦悩」を描いていて…つまらなくはないが、面白くもない。・畠中恵「一つ足りない」河童と猿が16世紀末の日本で大合戦...が、私はいまいちだった。「しゃばけ」が有名らしいので読んでみようと思う。...と、一番気に入った作家「中田永一」の本を図書館のサイトで調べてたら、乙一の著作や「山白 朝子」という人の作品も一緒に出てくるので、何事かと思ってたら...全て同一人物!なるほど、私乙一の書くSF好きなので、「中田永一」の作品も気に入って当然なんだ。凄い。スティーブンキングみたいに、別名で出版しても人気作家って凄い。面白い事を学べた!short-stories