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独立記念日

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恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷い悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る――。寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。『インディペンデンス・デイ』を改題。(解説:瀧井朝世)

376 pages, Kindle Edition

Published November 15, 2012

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About the author

Maha Harada

73 books28 followers
原田 マハは、日本の小説家、キュレーター、カルチャーライター。東京都小平市生まれ。小学6年生から高校卒業まで岡山県岡山市育ち。岡山市立三門小学校、岡山市立石井中学校、山陽女子高等学校、関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史学専修卒業。マリムラ美術館、伊藤忠商事、森ビル、都市開発企業美術館準備室、ニューヨーク近代美術館に勤務後、2002年にフリーのキュレーターとして独立。

2003年にカルチャーライターとして執筆活動を開始し、2005年には共著で『ソウルジョブ』上梓。そして同年、『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞、特典として映画化される。mahaの名でケータイ小説も執筆する。

ペンネームはフランシスコ・ゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」に由来する。兄は、同じく小説家の原田宗典。

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Displaying 1 - 4 of 4 reviews
Profile Image for Lulu.
28 reviews
February 13, 2025
空港で妹を見送ってから偶然惹かれて買った一冊。
少し解説に似てしまうのだが、この本は色々な女性の独立を描いている。独立と言っても、いろんな悩みや苦しみから自由になることなのだけど。共感できる話もあれば、見知らぬ苦しみを気付かされることも。個人的には、「いろはに、こんぺいとう」、「缶椿」、「独立記念日」の三作が一番好きだった。気が弱くて、すぐに他人の言われるがままになってしまう自分には、特に「缶椿」が心に響いた。そう左右されやすい身でも、掃除のおばさんのように、普段、気にかけない人達を大切にしている初芝さんは輝かしい。前の話の脇役が次の話の主人公になっていたりすることも、解説者が言うように、輝いて見える他人にだって悩みがあったりすることを思い出させてくれた。誰でも自分の苦しみが一番辛い中、周りの人だって同じように困り事があると思うと少し気が軽くなる気がする。進路や人間関係で悩むことが多い大学生活の真っ只中、少しずつ独立できればなあ、と思わさせてくれた。
Profile Image for vay May.
18 reviews2 followers
September 24, 2020
The book is a collection of short stories and in each stories , you see all of characters try to break through what they feel they are tied down to in their daily life. Some of the stories are interesting, powerful, inspiring and encouraging.
Also, the writing style is beautifully organised that they are easy to read.
Profile Image for s.
184 reviews
July 2, 2018
20180702

p358「今日が私の、独立記念日。」
帯「昨日までの私にサヨナラできる一冊」
p360解説「この本によれば、『自由になる』っていうことは、結局『いかに独立するか』ということなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」

連作短編。主人公はみな周りにいそうな身近な女性。みな、自分なりの人生のポイントを見つけて前に進んで行こうとする話。私も「今日が私の、独立記念日。」と言えるようになりたい。
This entire review has been hidden because of spoilers.
Profile Image for Mayu Arimoto.
126 reviews3 followers
June 25, 2025
久しぶりに本を読んで泣いた。めっちゃ感動した。何にというより、日本に戻ってきて感じてた小さな理不尽、生きづらさを感じている女性がたくさん、それぞれの人生がつながりつついて、生と死と普通の日常と、諦めとそれでもやっぱりという気持ちを交錯させながら過ごしている姿がありありと浮かんで、、、確かに若干内容の重複がないかと言われればあるけど、それでも読み甲斐のある本だった。
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