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だりや荘

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両親の事故死を機に東京を引き払い、信州で暮らす病弱な姉・椿のそばへ越してきた妹・杏とその夫・迅人。両親の気配があちこちに残るペンションを引きついで、3人のおだやかな日常が始まった。椿にはやさしい男友達・新渡戸さんがおり、ある日働きはじめたゾクアガリの青年・翼もペンションに新風を吹き込んでくれる。しかし、そこでは優しさに搦めとられた、残酷な裏切りが進行していた。精緻な描写と乾いた文章が綴るいびつな幸福。うつくしくて痛い愛の行方は……。

Hardcover

First published July 1, 2004

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Areno Inoue

65 books2 followers

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153 reviews
December 10, 2017
面白くないかも、でももしかして…となんとなく選んだ本を読み始め、すぐに自分好みだとわかったとき、びっくりするくらいうれしくなる。この本がまさにそう。
井上荒野の小説は初めて読んだ。読み始めてすぐに、ぴんとくるものがあった。私が江國香織の小説に感じるそれと一緒だ。文体、ストーリーライン、ディテイル、醸し出す雰囲気までそっくり。

仲のいい姉妹。その一方で情事を重ねる姉と妹の夫。
ありえないような親密な関係なのに、じわじわと広がる絶望感の程度がとてもリアルで、まさに私好みの小説。いつまでも読んでいたい気分だった。エンディングがちょっとすっきりしないのが残念。
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