Erika2,840 reviews90 followersFollowFollowlost-interest-dnf-not-gonna-read-itAugust 21, 2020ポップな表紙に惹かれて借りてみた。てっきり若い女性が世間で生きていく上での葛藤をおもしろ可笑しく軽く書いた短編集なんだと思っていたが、ちょっと志向が違った。主人公たちは老若の女性たち。そして、それぞれの人生の一瞬を切り取ったような短編ばかりだった。(つまり綺麗な結末は無い)けれど、女性の女性による女性の為の短編集、という感じで、色々な女性の人生を垣間見られて楽しい。ただし、私は短編集はすぐに飽きてしまう(同じテーマで複数の作家が書いたものも、複数のテーマで同じ作家が書いたものも)ので、これもいっぺんに全部読むのは断念。義務のようにいやいや読むものでも無いし。読んだもののなかで面白かったもの:(全23話中、1-5, 15-16, 22-23の9作品しか読んでない)・1話「小桜妙子をどう呼べばいい」:日本語の一人称の多様性と、自分の一人称はどれがぴったり来るのか分からない女性の、一人称で語られる物語。英語は「I」だけでいい。・16話「戯曲 グロい十人の女」:題名の通り、戯曲。高校時代に演劇に携わってた身としては、懐かしく楽しい。登場人物たちが全員女性で、それぞれいそうなタイプなのが面白い。メインでゾンビパニックに参加していない親子が最後に立ち去る様がかっこいい。夫の暴力に無気力になっていたであろう母が、ゾンビになってしまった警官の落とした拳銃でゾンビたちを次々撃ち殺し、ゾンビ化の原因になったと思われる、フグ毒入りの「さわやかフレッシュぴっちぴち海鮮カレー天丼」を夫に食べさせるべく笑顔で持ち去るとか。・22話「東京の二十三時にアンナは」:異国人の目に映る東京全部読み終わった訳では無いので、星はつけずにレビューだけにする。いつか続きを読もう。finish-or-reread-someday