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未必のマクベス

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IT企業ジェイ・プロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、澳門の娼婦から予言めいた言葉を告げられる――「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。やがて香港法人の代表取締役として出向を命ぜられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。異色の犯罪小説にして恋愛小説。

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早瀬 耕

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34 reviews
December 20, 2025
ページ数の多さに最初は不安になるし、ビジネスの事情や各会社の関係などがどんどん出てくるほど混乱することもあった。でも、話が進むにつれて自分の想像よりも遥か前に仕組まれている場面や中井と鍋島冬香の切ないストーリーが明らかになっていって読むにつれて少しずつ気づく部分もありながらも気になって後半は一気に呼んでしまった。伴の自殺でマクベスへの執着心を考えていた中井だけど、最終的には中井自身もその執着心を持っていてしまった気がして、それがどうしようもないのかもしれないけど残酷に感じてしまった。
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