Lisa19 reviewsFollowFollowOctober 21, 2023人間の究極は孤独なんだなと思う。やはり何歳になっても大切な友人との別れが1番しんどい。少しずつ歯車が合わなくなってしまったり、自然と別の道を選んでしまったり、先に逝ってしまったり、別れ方はたくさんある。でもそれはネガティブなことではなく、「個」であるということなんだとこの本を読んで思った。それぞれの顔を持った時に、自分を受け止めてくれる友人がそれぞれいる。それはその時の自分の存在を肯定してくれる存在だ。そしてお互いの生を肯定して、自分と友人の境界線が曖昧になるように一緒にその時を作っているんだと思う。それを増やして豊かになる。人生はきっとその繰り返しだ。だからこそ、「個」であるということは、自分が何者にでもなれるということでも、誰とでも繋がって分かち合えるということでもある。言い換えれば、可能性に溢れているということなんだと。まさに大人の友情とは、「お前も生きているのか、俺も」と言うことなのかもしれない。何歳になってもこの本に手を伸ばすだろう。名作です。