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時間は存在しない

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時間の常識を根底から覆す!時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではなく、過去から未来へと流れるわけでもない──。“ホーキングの再来”と評される天才物理学者が、「この世界に根源的な時間は存在しない」という大胆な考察を展開しながら、時間の本質を明らかにする。本国イタリアで18万部発行、35か国で刊行予定の世界的ベストセラー!もっとも大きな謎、それはおそらく時間第一部 時間の崩壊    第一章 所変われば時間も変わる    第二章 時間には方向がない    第三章 「現在」の終わり    第四章 時間と事物は切り離せない    第五章 時間の最小単位第二部 時間のない世界    第六章 この世界は、物ではなく出来事でできている    第七章 語法がうまく合っていない    第八章 関係としての力学第三部 時間の源へ    第九章 時とは無知なり    第一〇章 視点    第一一章 特殊性から生じるもの    第一二章 マドレーヌの香り    第一三章 時の起源眠りの姉

254 pages, Kindle Edition

Published August 29, 2019

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February 20, 2026
第一部 時間の崩壊
ここで重要なのは「同時性の相対性」だ。ある観測者にとって同時の出来事も、別の観測者にとっては同時ではない。つまり宇宙に共通の「現在」は存在しない。
世界は粒子ではなく「出来事(events)」の集合である。
ある物理量が別の物理量に対してどのように変化するか、という関係だけが存在する。そこに「流れる時間」という独立変数はない。

第二部 時間の方向
運動方程式は未来にも過去にも適用できる。しかし私たちは卵が割れる方向しか見ない。これはエントロピー(無秩序さ)が増大する統計法則による。

宇宙の始まりが極端に低エントロピーだったため、そこから無秩序へ向かう方向が生まれた。それが時間の矢である。

記憶とは脳内に残った物理的構造変化である。痕跡が残る方向が時間の向きになる。未来の情報はまだ構造化されていないため、記憶されない。

第三部 時間の源
ロヴェッリとコンヌの提案する熱時間仮説では、物理系の統計状態が時間の流れを定義する。どの変数を無視しどれを重視するかによって時間の定義が生まれる。
ロヴェッリは時間を完全否定しない。基礎方程式に現れないだけで、私たちのスケールでは実在的である。

世界は固定された舞台ではなく、出来事の連鎖である。
時間はその関係の中から立ち現れる。
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