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殺し屋、やってます。 (文春文庫)

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「安心・安全のシステムで、殺し屋、やってます」
殺し屋が解く〈日常の謎シリーズ〉開幕

コンサルティング会社を営む男、富澤允。
彼には裏の仕事があった。
650万円の料金で人殺しを請け負う「殺し屋」だ。

依頼を受けたら引き受けられるかどうかを3日で判断。
引き受けた場合、原則2週間以内に実行する。
ビジネスライクに「仕事」をこなす富澤だが、標的の奇妙な行動が、どうにも気になる。

なぜこの女性は、深夜に公園で水筒の中身を捨てるのか?
独身のはずの男性は、なぜ紙おむつを買って帰るのか?
任務遂行に支障はないが、その謎を放ってはおけない。

殺し屋が解く日常の謎シリーズ、開幕です。

解説・細谷正充

※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

211 pages, Kindle Edition

First published January 12, 2017

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Displaying 1 - 1 of 1 review
Profile Image for Erika.
2,933 reviews86 followers
August 26, 2020
嫌いでは無い。表紙が気に入って借りて見ただけだが、悪く無い短編集だった。

題名の通り、殺し屋が主人公。それぞれの話は30ページ程だが、その中で主人公が殺人の依頼を受け、調査し、実行する。
ついついこういう殺人を前面に出している作品は、「殺される側に非があった」的な、読者を安心させる/読者に罪悪感を抱かせないような描かれ方がされがちな気がするけれど、これは違った。
別に殺人を美化している訳でも無い。
ただ淡々と、仕事をこなす、友人(殺しの依頼の仲介)と彼女(全て知ってる)を持っている、普通の男性(表稼業はコンサルタント)が主人公。
それぞれのターゲットは、ちょっと謎があり、それを解くきつつ、「何故依頼人はこのターゲットを殺そうとするのか」を、仕事を終わらせた後に考える(仕事前だと、殺しづらくなるから)。

一瞬で読めるし、変に登場人物に同情や怒りを感じないので、気軽に読める作品集だった。
仲介が二人ってのはいい考えだ。依頼人/仲介人1は殺人を実行する人が誰なのか知らないし、仲介人2/殺し屋は殺人の理由を知らない。
なので、最終話ではちょっと面白い事になる。

主人公の殺し屋が、結構頭いいのも好感が持てる。冷たすぎないけど現実的な所も。
(恋人に「私を自分で殺す?」と聞かれ、「他に頼む。君が死んだら一番に疑われるのは恋人の自分だから」と淡々と答えるとか)

でも…outstandingという訳では無い。
シリーズものらしいし、また続きを手に取ってもいいと思うけど、あぁどっちでもいいかな。
表紙のデザインは好き。

(Kitteの本屋さんで文庫版を見つけた)
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