誠一 加藤34 reviewsFollowFollowJune 6, 2020言葉の意味や無意味さの斬撃を喰らういつの時代でも、書籍から物語は語り継がれています。誰でも簡単にスマートフォンで書籍を読める時代になりました。いろんな媒体がありますが、やはり僕は、紙の本が好きで、図書館や本屋さんに通っています。本から得られる情報が、その形を少しずつ変えて、僕を形成をしてきます。言葉や文字が浮き上がり、それが僕の身体の細胞になっていくイメージです。いつでも本屋や図書館は、おとぎの国への入り口でした。生きた記憶のページをめくれば、その頭の片隅には、誰でも物語があるのではないでしょうか?今回読んだ本は、「人生を狂わす名著50」です。一言で申し上げますと、「名著と呼ばれる本の一節を、著者が独自の視点から咀嚼し、人生が狂ってしまうくらいにおもしろいところの解説をする」といった内容です。僕が特に気になったところは、以下の3つです。1)モナリザの宇宙2)夢とサスペンスのメンヘラ3)どれも最高なので極論全部対比されるようなテーマや観念を、優しさと困惑で見事に表現されています。紹介された本をすべて読みたくなってしまうような感動があります。感動…つまり新しい何かに出会う。刀を振り下ろされ、切り刻まれる前の数秒間の何かで気が狂ってしまう。その後にやってくる、おとぎの世界があまりにも美しく見えました。そしてこれは現実でした。脆い身体に弾力を付け、また、脱皮を繰り返しながら生きています。そんな言葉の即効性と、文字からあふれた毒の快楽を知るように、読み進めた一冊です。最高に面白かったです。本が好き!倶楽部せいちゃん