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犬のかたちをしているもの

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【第43回すばる文学賞受賞作】昔飼っていた犬を愛していた。どうしたら愛を証明できるんだろう。犬を愛していると確信する、あの強さで――。間橋薫、30歳。恋人の田中郁也と半同棲のような生活を送っていた。21歳の時に卵巣の手術をして以来、男性とは付き合ってしばらくたつと性交渉を拒むようになった。郁也と付き合い始めた時も、そのうちセックスしなくなると宣言した薫だが「好きだから大丈夫」だと彼は言った。普段と変らない日々を過ごしていたある日、郁也に呼び出されコーヒーショップに赴くと、彼の隣にはミナシロと名乗る見知らぬ女性が座っていた。大学時代の同級生で、郁也がお金を払ってセックスした相手だという。そんなミナシロが妊娠してしまい、彼女曰く、子供を堕すのは怖いけど子供は欲しくないと薫に説明した。そして「間橋さんが育ててくれませんか、田中くんと一緒に。つまり子ども、もらってくれませんか?」と唐突な提案をされる。自ら子供を産みたいと思ったこともなく、可愛いと思ったこともない薫だったが、郁也のことはたぶん愛している。セックスもしないし出来にくい身体である薫は、考えぬいたうえ、産まれてくる子供の幸せではなく、故郷の家族

119 pages, Kindle Edition

Published February 5, 2020

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About the author

Junko Takase

8 books10 followers

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Profile Image for Emi.
1,000 reviews40 followers
October 9, 2024
文庫版読了。

あらすじだけ読んだ時は「いや、絶対ないだろ」と思ったけど、実際読み始めるとだんだんよくわからなくなってきて、とにかくすごく考えさせられた。ミナシロさんはまあそうなるだろうなという感じ。憂鬱まではいかないけどなにか心にひっかかりが残るなんともいえない読後感。
Profile Image for CJ Tillman.
385 reviews7 followers
May 24, 2024
Takase Junko is shaping up to be one of my favorite new authors in Japan currently. This book was excellent throughout. The main characters concerns about what real love is and should be and explored thoroughly and work well against the main pregnancy plot. There are some really clever lines throughout and this ended up being both funny and moving at the same time. A lot of the main character’s thoughts and concerns about what it means to give birth/be a parent are really poignant and similar to things that I have felt before as well. As with the other book I’ve read by Takase, the social criticism is subtle but works really well.
Profile Image for Luna.
195 reviews
November 23, 2025
「わたし」の心情描写が細かく、読んでいて全く飽きないストーリー展開にあっぱれ。主人公の考えと私の考えが似てるところがあって、自分の思考を客観的に読んでるみたいな気持ちになる。自分から他人について、自分がその人にとって十分かどうか。子どもを産みたいのか、産みたくないのか。愛とは。。
主人公の彼側の描写はあんまり出てこなかったけど、「わたし」に対する愛をすごく感じる。ただ2人の間でもっとお互いどういう人生を生きたいのか、何をもって愛されているとお互い感じるのか、一緒にいることの意味について話し合ったほうがいいとおもう。「わたし」に対しては彼のことをもっと頼ってほしい。セックスが重要だとはいわないけど、セックスなしでもいいと言ってくれる彼の心をもっと理解しようと努めてほしい。
あと、ドトールのイメージが変わった。笑
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