Kouju Tokieda28 reviews1 followerFollowFollowJanuary 24, 2024正直言いまして、原作小説は未読です。表題作。描かれた律の外面は好きなのですが、いかんせん、中味がね。「朝食は絶対に作れ」「自分はどこで何をしようと聞かれたくないが野百合が一人で行動するのは気に入らない」「何でも棚上げ」子供がいるのに、「お試し」で女性と一緒に暮らすのはなあ。それも、同じ部屋で眠るの。その人が新しい「お母さん」になるのかどうか、子供としては不安でしかたがないと思うんだけどな。非常に中途半端な男だ。自分の事は「棚上げ」にして、野百合を責めるのはおかしいんじゃないか?と誰もが思うだろう。曖昧な関係でいる方が男には楽なのだろうが、ずるずる行くから同居の妹(!)に宵太の一大事にも野百合は「他人は黙ってて」と言われて引き下がるしかないのだ。誰よりも親身に世話をしているというのに。作者は律が好きだと言うけれども、引きます。身勝手な男。弊録作『よかった、会えて』のしょっぱなのインパクトは凄いわ。「伊達にあたま禿げさしてる場合やあらへんが」っときた。結婚式に花嫁が来ない!という顛末を描いているが、結果、どうなったのか、という結末は示されていない。