おい、俺は王だぞ、お前等、それを知っているのか――。 愛娘3人、善人はひとり。老王は誰を信じたか? 財産に走り、父を見捨てた姉妹たち。 シェイクスピア四大悲劇の一つ。 老王リアは退位にあたり、三人の娘に領土を分配する決意を固め、三人のうちでもっとも孝心のあついものに最大の恩恵を与えることにした。二人の姉は巧みな甘言で父王を喜ばせるが、末娘コーディーリアの真実率直な言葉にリアは激怒し、コーディーリアを勘当の身として二人の姉にすべての権力、財産を譲ってしまう。老王リアの悲劇はこのとき始まった……。 目次 リア王(King Lear) 解題 福田恆存 解説 中村保男 登場人物 リア(ブリテン王)フランス王バーガンディ公爵コーンウォール公爵(リーガンの夫)アルバニー公爵(ゴネリルの夫)ケント伯爵グロスター伯爵エドガー(グロスターの息子)エドマンド(グロスターの庶子)カラン(廷臣)オズワルド(ゴネリルの執事)老人(グロスター伯爵の家来)侍医道化ゴネリル(リア王の娘)リーガン(リア王の娘)コーディーリア(リア王の娘)他に紳士、伝令、隊長、リア王麾下の騎士、使者、将兵、侍者、召使