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オセロー(新潮文庫)

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「ああ、あさはかな! このおれは! なんというあさはかなことを!」――。『ロミオとジュリエット』より切なく、『ハムレット』よりも激しい。妻を愛しすぎた男のラブストーリー。格調高き名訳で贈る「愛の悲劇」。ムーア人の勇敢な将軍オセローは、サイプラス島の行政を任され、同島に赴く。副官に任命されなかったことを不満とする旗手イアーゴーは、策謀を巡らせて副官を失脚させた上、オセローの妻デズデモーナの不義をでっちあげる。嫉妬のあまり、妻を自らの手で扼殺したオセローは、すべてが、イアーゴーの奸計であったと悟り自殺する。シェイクスピアの後期の傑作で、四大悲劇の一つ。目次オセロ―(Othello)解題  福田恆存解説  中村保男本文よりオセロ―  罪に決っている、それは罪なのだ。おれの口に、あらわにそれを言わせるな、清らかな星ども! それは罪なのだ。あれに血を流させたくはない。どうして傷がつけられよう、雪を欺くその肌の白さ、石より滑らかなその肌に――だが、どうしてもお前は死なねばならぬのだ、死ななければ、次々に男を陥れる。さあ、火を消せ、そうしておいて、あれの命の火

192 pages, Kindle Edition

Published August 1, 1951

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