内容紹介「この人は何も知らずに死んでいくんだ・・・!!」「大丈夫」「がんが治った人は、がんと闘った人です」医師・庄司はのその言葉だけを信じて、辻本は激しい副作用に耐えていた。彼女は、自分のがんの完治の確率も治療の選択肢も、そして医者の言葉の真意も、何も知らない。現実に苦しむ斉藤を「大人」にしようとする庄司は、昔話を始める。なぜ医者は告知を嫌がるのか、告知の先で患者は何を思うのか、庄司にそれを教えてくれた患者の昔話を・・・。これが、この瞬間も日本中で行われている、日本の「がん治療」だ。「ブラックジャックによろしく」佐藤秀峰/漫画 on Web著者について佐藤 秀峰1973年12月8日。北海道中川郡池田町出身。札幌市立手稲宮丘小学校、札幌市立宮の丘中学校、北海道札幌西高等学校卒業、武蔵野美術大学造形学部映像学科中退。福本伸行のアシスタントを経て1998年「週刊ヤングサンデー」(小学館)に掲載の『おめでとォ!』でデビュー。代表作は、『海猿』や『ブラックジャックによろしく』など。2002年、『ブラックジャックによろしく』で第6回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞受賞。