Lila14 reviewsFollowFollowJanuary 2, 2023ハーフの私にとても興味深い本でした。著者が行ったハーフの方のインタビューや、インターネットやテレビでのインタビューを通って、自分の人種によって差別やつらい思いを経験したという証言が読めました。数え切れないぐらいハーフ達の経験と家族・文化背景は様々なんですね。日本にある人種差別の原因や歴史は日本の(特に戦後の)歴史と分けられないとよくわかりました。例えば、第二次世界大戦直後はアメリカへの恨みがあった原因でアメリカと日本のハーフはひどくいじめられ、社会的差別を受けました。ところが、アメリカの文化が日本で流行い始めたうえ、ハーフのモデルや歌手が次々と商品化され、羨ましがれる存在になりました。それも「日本人」として認められない・扱ってもらえないことを写して、「日本語上手ですね」「ハーフの友達、欲しかったんだ!」というようなことも言われる原因です。他人と違うのはつらい、みんなと同じように「日本人らしく」なりたいという感情はおそらく、他人と溶け込むのが大切だという価値観が日本文化の中では強いからだと思います。ハーフとして差別をされたことがない私の経験がとても特別だとわかりました。他のハーフや文化的背景が様々な人が多い環境の中で育ったことへ感謝してます。その他、この本は人種差別に関するインターセクショナリティーやメンタルヘルスの問題を説明してくれます。分かりやすい書き方が中学生あてだと知ってとても気に入りました。中学生がこの本を読んで、自分が知らないうちに他人にマイクロアグレッションをしたのか、そして自分が「本当の日本人じゃない」と思われないことでどんな特権があるか考えることを願います。そのような考えと結果的な行動変化によって、この本は今のハーフへポジティブな影響を与えて続けるようにと思います。japanese non-fiction philo-reflexion