三体Ⅲ 死神永生 下

by 劉 慈欣

三体文明の地球侵略に対抗する「面壁計画」の裏で、若き女性エンジニア程心（チェン・シン）が発案した極秘の「階梯計画」が進行していた。目的は三体艦隊に人類のスパイを送り込むこと。程心の決断が人類の命運を揺るがす。シリーズ34万部以上を売り上げた衝撃の三部作完結！

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DEATH’S END（三体III・ 死神永生 by 劉慈欣）by Liu Cixin Copyright 2010 by Liu Cixin

Originally published in 2010 as 三体III・死神永生 by Chongqing Publishing & Media Co., Ltd. In Chongqing, China.

Japanese audiobook rights FT Culture (Beijing) Co., Ltd. through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo

496 pages, Kindle Edition

Published May 25, 2021

Reviews

[Joji · Rating 5 out of 5]

A fitting conclusion to the three body problem series. The book is not afraid to show that humans make poor decisions as well as good decisions, but in the grand scheme of things maybe they don't matter as much. This can be cynical or optimistic depending on how you view it. Nevertheless an amazing story that feels much more hardcore science fiction than the previous book.

[Yukimi · Rating 4 out of 5]

🌏ネタバレなし感想(三体IIまでのネタバレあり)🌏
暗黒抑止が破られたなら、人類はどうやって生き延びる！？という上巻からの、謎解きと宇宙の姿に挑む下巻。上巻と下巻の半分くらいの謎解きは楽しかった。下巻の終わりは凄いけど凄すぎて消化不良。
三体IIIの主人公の程心は、全然好きになれなかった。なんか、東アジア圏でよく考える女性のステレオタイプが悪い意味で詰まっていて、三体IIまでよりもイライラしながら読みました笑
SFとしてはすごく面白かったです。

🪐ネタバレあり感想🪐
程心の母性や優しさで暗黒抑止が終了してしまったのは、現実味と絶望感がたまらなかった！けれど、程心の優しさで負けてしまうことと、ウェイドの生存への執着と合理性の対比が、悪い意味で男女のステレオタイプすぎて、読みながらイライラ…
その後の、雲天明からの御伽噺の解読が、このシリーズの中で一番楽しかったパート！御伽噺としても素敵な上に、何重にもヒントを散りばめていて言葉が出ない…低次元への崩壊の話と、低光速と暗黒領域の話は、どちらもとっても面白かった！
ただ、雲天明の生涯が気になりすぎるので、作者の劉氏お墨付きの宝樹の同人の方も読みたいな〜と思ってます💫