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世界はゴ冗談(新潮文庫)

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デビュー時から天才の名を恣にしてきた筒井康隆。傘寿を超えてその進化が止まらない。〈信頼出来ない語り手〉などをはるかに凌駕する〈まったく信頼出来ない語り手〉による衝撃の超認知症小説「ペニスに命中」。ある染色体の消滅から激変する人類の近未来を哀切に描く名品「不在」。太陽の黒点の異常増加、電子システムのダウン、「お風呂が沸きました」「バックします」等の電子音声の異常、炸裂する異常の連続を描いて捧腹絶倒の表題作。<午後四時半>を討伐に向かった男がやがて、高気圧を操る国家プロジェクトに巻き込まれていく「奔馬菌」。メタフィクションの先にある、世界初のパラフィクションに挑んだ「メタパラの七・五人」。道徳的錯乱なのか文学的進化なのか、もはや人類への挑発というしかない、すさまじい傑作10編。(解説・佐々木敦)

214 pages, Kindle Edition

Published May 28, 2021

About the author

筒井康隆

183 books10 followers
Yasutaka Tsutsui

筒井 康隆(つつい やすたか)は、日本の小説家、劇作家、俳優。ホリプロ所属。身長166cm。大阪府大阪市出身、東京都都内在住。日本芸術院会員。

大阪市に生まれた。天王寺動物園長だった父の影響を受け、幼い頃から博物的な世界に憧れを持つ。同志社大学に入学し、美学・美術史を専攻。

1965年に東京に転居し、本格的な作家活動を展開、第一短編集『東海道戦争』(1965年)を刊行した。同年、『時をかける少女』『48億の妄想』では、現実と非現実をつなぐ幻想のリアリズムによる、無気味なナンセンスSFのジャンルを開拓。『ベトナム観光会社』(1967年)と『アフリカの爆弾』(1968年)で直木賞候補となる。

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1,073 reviews17 followers
August 23, 2021
何十年ぶりでしょう。おじいちゃんになっても面白いですね。頭おかしくていいですね。
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