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Schoolgirl

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社会派YouTuberとしての活動に夢中な14歳の娘は、私のことを「小説に思考を侵されたかわいそうな女」だと思っている。そんな娘の最新投稿は、なぜか太宰治の「女生徒」についてー?第166回芥川賞候補作。

176 pages, Hardcover

First published January 17, 2022

3 people are currently reading
209 people want to read

About the author

Rie Qudan

5 books36 followers
Rie Qudan or Rie Kudan (九段理江) (born September 27, 1990, in Saitama, Japan) is a Japanese novelist. In 2024, Qudan won the 170th Akutagawa Prize for her novel Tōkyō-to Dōjō Tō[b] ("Tokyo Sympathy Tower"). She stated that about 5% of the novel was written by artificial intelligence.

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Displaying 1 - 3 of 3 reviews
Profile Image for COOKIEHEAD.
35 reviews5 followers
January 29, 2023
「小さいころは、自分の直感と現実の状況が違ってしまったときには、母親に、「なぜ?」と訊いたものだ。「なぜ?」と私が母親に訊く事はもう二度とないだろう。今では母親といえばそれはすなわち私のことで、世界が大きな矛盾をはらんでいることに対し、最近はあまり疑問も持たなくなった。疑問を持ったとしてもすぐに忘れる。」(P.29) 母

「何気ない雑談を額面どおりに受け取ってくれる素直な人って、最近はもうどこを探してもいない。何風の何、なんて考えだしたら何風の何風の何風の……といつまでもきりがない。いろいろな立場のいろいろな事情に配慮した、誰も傷つかない言葉を追求していくと、誰も自分のことなど説明できなくなる。東京生まれ、女、既婚、専業主婦。このありふれた、プロフィールも、いずれは出身地、差別性差別ステータス差別を助長する不適切表現として安易に使えなくなるだろう。」 (P.31) 母

「本屋っていうのはさぁ、ある意味で世界の圧縮番であるべきだと思うんですよ。現実にはみずみずしい感性の少女がいれば、みずみずしくない感性の少女もいるわけで、本の売り場は、そういう現実の比率をきちんと反映させたものでないと困ります。そのバランスが狂っているのを見るとさ、私はもう頭が痛くなるんだよ。頭の後ろ側をぎゅっと引っ張られるみたいに痛い。少女が全員みずみずしく世界を見ているなんて、大人は本当にそんなことを思っているんですか?だとしたら馬鹿みたい。そんなわけあるか。こんな嘘だらけの世界が美しいと思ったことなんて私は一回も無いですけど。」 (P.33) 娘

「私とあなたとではたぶん、前提が共有できていないだけだと思う。あなたにとっては本当の対義語が嘘で夢の対義語が現実なんでしょ。フィクションの反対はノンフィクションで、良いの反対は悪い?あのね、私のために苦手な日本語喋ってくれているところ、申し訳ないんだけれど、でも私の脳の言語野では、そんなにきれいに言葉の意味って分けられていないのよ。だから、『でしかない』とか『明らかに』とか言われても、全然ぴんとこないの。それこそがあなたに言わせれば『おかしい』ってことなんでしょうけれど、でもそれはそういうものとして、もう仕方ないじゃない?だって私は『空っぽ』で、あなたみたいに英才教育なんて受けてこなかったんだし……」(P.77) 母

「たとえば、太宰治、知ってるでしょ、太宰治。あの人も、みんなが信じているような大きな話を、あんまり好きじゃなかった人なんだと思う、たぶんね。小説家の頭の中には、そんなのよりもっと良い小説があったんじゃないかな。あれが書かれたのは、1938年? 1939年、だった?1939年て言ったら、日本は中国と戦争していて、しかもこれからさらに大きな戦争が始まろうとしている時で、人がたくさん死んで、まさに小説の話なんかしている場合ではなかったんだろうけれど、でもそんなひどい世の中に『女生徒』は発表されたんでしょ。ある少女が送ってきた日記を、わざわざ小説に書き直して。それで1世紀近く経って、大説のほうは、もうほとんど相手にされていないにしても、少なくとも小説のほうは、私もあなたも読んでいるじゃない?だから、明日から戦争が始まるって言う日に小説の話をしても、全く無意味ってわけじゃないと思う……これって質問の答えになっている?」 (P.78) 母

Profile Image for Cherry Bear.
44 reviews
Read
December 25, 2025
Confusing. a bit slow and the theme or maid idea is hard to pinpoint. another book whose intention flies over me and in which the original Schoolgirl by Osamu Dazai is only mentioned fleetingly in relation to a daughter and mother's interdependence. the story stops halfway without resolution and jumps to an odd music teacher. I dont get it, I dont get it, I dont get it. its a forgettable book.
This entire review has been hidden because of spoilers.
Profile Image for Gemimah.
49 reviews
September 8, 2025
Unusual, thought-provoking. The ending of Bad Music was more satisfying than the ending of Schoolgirl, though I enjoyed Schoolgirl more and thought the writing was better. I'm interested to read Sympathy Tower Tokyo now.

There is a full recording of this book on my youtube.
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