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彼女は鏡の中を覗きこむ

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祖母が遺した宝石を身に着けると、孫娘は、祖母の過去の体験を夢に見る――「宝石」、
資源が枯渇して紙の本がなくなった未来とは?――「燃える本の話」、
原子力の歴史と、ひとりの女性の個人史が交わる「日出ずる」、
時空を越えて娘の体験と母の記憶が重なりあう「シー」、全4作の小説集。

類まれな想像力と遥かな時間軸で描かれる、著者の新境地!

【著者略歴】
小林エリカ(こばやし・えりか)
1978年東京生まれ。作家・アーティスト。2014年『マダム・キュリーと朝食を』で、第27回三島由紀夫賞・第151芥川龍之介賞にノミネート。その他の著書に「空爆の日に会いましょう」、「忘れられないの」「親愛なるキティーたちへ」「光のこども」シリーズなど。

136 pages, Hardcover

First published April 5, 2017

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Profile Image for Erika.
2,840 reviews88 followers
April 2, 2022
はっきり分かり易いストーリーがあるわけでもないけれど、何故か読みやすい短編集だった。
どの物語も、女性の人生の岐路を淡々と描き、説教臭くも辛気臭くもない。
少女が女性になり、そして母になり、祖母になり、その孫が物語をつないでいく。
たまに、どの女性の話なのか分からなくなる描写もあったけれど、多分その境界線の曖昧さは、同じ血が流れている女性達の共通する部分を描いているんだろうと思った。

が、まぁ、もう一回読みたい、とか、誰かに強く勧めたい、という本でもないので、普通に☆3つ。
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