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なぜ人と人は支え合うのか

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障害者について考えることは、健常者について考えることであり、同時に、自分自身について考えることでもある。2016年に相模原市で起きた障害者殺傷事件などを通して、人と社会、人と人のあり方を根底から見つめ直す。

Paperback Shinsho

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渡辺一史

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April 6, 2021
鉄道駅における乗車問題が話題になっているタイミングで、障害学を専門にしている方がお薦めしているのを見て手にとった。「こんな夜更けにバナナかよ」の渡辺一史さんが、相模原の障害者施設殺傷事件など最近の事件にも触れつつ障害者をとりまく環境や運動の歴史について概観している。紹介されていた熊谷晋一郎さんの「ポスト制度化問題」に関する指摘が印象的だった。私が子どもの頃、電車の駅にエレベーターが設置されていることはほとんどなかった。今はエレベーターが設置されている駅が増えてきたが、それも鉄道会社や行政が進んでエレベーターをつけたのではなく当事者の必死の運動の結果である。しかし、出来上がった制度しかしらない世代には全体像が見えず、「あるものは便利だから使うけれど、ないところに設置しろというのはわがままでは」という思考に陥りやすい。障害者を取り巻く環境整備はまだまだ発展途上であり、人々の意識の面では部分的には後退しているところもあるということを考えさせられた。運動の歴史を知ることはインクルーシブな社会を創っていくための最初の一歩であることを教えてくれる本。
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