Ryosuke110 reviews3 followersFollowFollowMay 21, 2026著者のもう一つの本である『従順さのどこがいけないのか』を読んだ時と同じく、自分と著者の価値観が合うこともあり、読んでいて特に新しいと感じる考えはなかった。ただ、子供の頃から集団に対する帰属意識が非常に弱く、周囲から愛国心や母校愛などを押し付けられるたびに強い嫌悪感を抱いてきた自分にとって、それらがいかに理不尽であるかを上手く言語化してくれた本だった。愛国主義への批判でありながら、愛国心そのものを否定しているわけではなく、むしろ、自分の国などの集団的アイデンティティを客観視し、それらとより健全に向き合う方法を説いている。唯一欠点かもしれないと思われる点は、本のカバーとタイトルが右翼ナショナリズムを促す内容とも受け取られかねず、電車の中で読んでいて少し恥ずかしかったこと。